森 　閑

作家物の小鉢の縁のカケを修繕致しました。
高価な物ではないが、上にかけられたガラス釉の発色やバランスが個々に違い
お店で沢山見比べて、悩んで選んだ器。

金継ぎの方が同じ器を新しく買い直すより高額になるかも知れないけど
とても気に入っている器だから直したい、とお預け戴きました。

割れやカケも大きな範囲になると金額は変わりますが
極小さな、例えば画像の器のカケは外周が３cm程度だったのですが
これくらいの金継ぎ修繕なら然程高額にはなりません。
（森閑では1箇所2600円〜でお直し出来ます。）

金継ぎは高価な器や骨董に施すもの、それも決して間違いではありませんが
昨今、物を大切にする価値観が広がり、そこに共鳴する金継ぎ師も増えております。
本漆を使用した金継ぎも良心的な価格設定のところが御座います。

もし、直したい器が御座いましたら、捨てず諦めずご相談だけでもお気軽にどうぞ。






金丸粉を使用した継は画像のように金の発色の落ち着いた艶の有る仕上がりになります。
これは、金粉を蒔いた上から漆を塗り重ね研ぎ仕上げております。
粉の上に漆の膜がのるため強度の有る日常使いにも耐えれる仕上がりとなります。



金継修繕の費用はこちらをご参考にして下さい。
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