2019/01/11 13:52
2019年、すっかり新春の御挨拶も遅くなってしまい
無作法者な自身に新年度よりあきれております...
今年度は止まってしまっていた古物やホームページも
少しづつでは御座いますが再会致します。
お暇な時にでも除いて頂ければ光栄です。
今年度もどうぞ宜しくお願い致します。
お預かり修繕させて頂いた器には個々にストーリーがあり
どの器も印象深く修繕師として関われた事を嬉しく思いながらお直しするのですが
新年と言う事で去年お預かりした中でも稀だった器をご紹介致します。
縄文時代後期、土器椀発掘品ひび割れの修繕
ヒビこそ御座いましたが欠損個所の無い稀少な縄文土器。
当初、面を作り金丸粉で仕上げましたが平に綺麗に作った修繕では
土器にはそぐわないと考え、土台を作る漆に乾漆粉を混ぜ表情をつけました。
仕上げには金消粉を蒔きました。
古物が好きでこの場に身を置く者にとって得難い経験をさせて戴きました。
どうも有り難う御座いました。
金継修繕の費用はこちらをご参考にして下さい。
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宜しくお願い致します。