2017/06/05 07:00
フランス18世紀のオーバル皿。
18世紀初め、戦争による鉄不足対策として それまで銀や錫で作られてきた
お皿を陶器で制作するようコンデ伯の命により制作された当時の陶器は
胎土が薄く、驚く程軽量です。
その危うささえも現在は大きな魅力。
ですが....悲しい事に破損も多いです。
釉薬も作りが薄く、更に長い年月を経て乾燥し飴細工のようです。
古色を帯びた肌の色に合わせ、時間の経過に合わせその表情を変える
銀の修繕をご提案しました。(銀の表面を磨く事で美しい表面にも戻ります。)
大きなカケは蒔絵にて途切れたレリーフの模様を繋げ、
割れ目は無理に拡げず盛り上げず、ニュウのライン通りの修繕です。
金継修繕の費用はこちらをご参考にして下さい。
ご質問、御見積もり等はContactよりお問い合わせ下さい。