1440年制作、大聖堂で有名なアミアン司教区の
様式による時祷書のリーフです。
没食子インクでゴシック典礼書体で本文を書き記したうえに、
自然から採取される色素、赤土やラピスラズリなどを使用し
造られた3色のインクと金箔で美しいラインフィラーが
施されております。
時祷書とは平信徒のための祈祷書で、日々決まった時刻になすべき
祈りを記してあり、聖職者にとっての聖務日課書にあたります。
14、15世紀のフランドルや北フランスでは、富裕な王侯貴族の間で
豪華な時祷書が流行し、史上名高い《ベリー公の豪華時祷書》の
ような数々の美しい作品群が制作されました。
羊皮紙作りから始まり、筆写、描画、彩色、箔打、製本の全てが
手作業で行なわれ中世に造られた大変手の込んだ価値の有る逸品です。
状態は経年による使用感は全体に観られます。
左下に1カ所2cm程裂が入っています。(画像6枚目)
他は目立つ劣化や小さな縁破れも無い良い保存状態の品です。
素材:羊皮紙 金箔 インク
サイズ:180×115~120(mm)
¥28,000
SOLD OUT
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